長野県信濃町の「
癒やしの森®」まで森林浴に行ってきました。
3日間の滞在中に、幾つかある癒しの森の森林浴コースのうち、代表的な3つのコース
をめぐり、思いっきり癒やされまくってきました。
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| 癒しの森コースマップ |
これから何回かに分けてレポートをします。
第3弾は
地震滝（苗名滝）コース（上の写真では③の茶色のコース）です。
「地震滝（苗名滝）コース」とは
新潟県と長野県の県境にある滝がゴールとなる中部北陸自然歩道（信濃路自然歩道）を利用した約7キロの一番のロングコース。昔のトロッコ道を利用しているトレイルなので、最後に滝まで降りる部分は急傾斜で滑りやすいですが、そこ以外は起伏が少なくとても歩きやすかったです。ただし
資料には「※トレッキングの装備で歩いてください。」と注記されています！
森林メディカルトレーナーさんにガイドを依頼
「癒しの森®」は特定の森を指しているのではなく、信濃町の幾つかの森（コース）の総称です。滞在中に、代表的な3コースをすべて体験しましたが、今回紹介する地震滝（苗名滝）コースだけは、他よりも長かったため、
癒しの森の認定の
「
森林メディカルトレーナー®」さんにガイドを依頼しました。
私を担当してくださった森林メディカルトレーナーはやさしい語り口の河西さん。ニックネームは「
おとうちゃん」。
明るい森が印象的
コースを歩き始めてすぐに感じたのは、森の中が何だか明るいこと！「何故かな？」よ～く観察しながら歩いていると、鎌倉と違って常緑照葉樹が殆どないことに気が付きました。さらにこのエリアに多いブナやサワグルミの樹皮の色が白っぽかったりするので、森全体が明るく見えたようです。頭上から差し込む木漏れ日や、やわらかい黄緑色の透過光と相まって終始心地良かったです。
また、他のコースと比べると大木が多かったですね。道中いくつもの谷を横切るのですが、その谷に集まる豊富な水と谷による風よけ効果で大木が育つのでしょうか。
意外だったのは、このコースの至るところにアジサイが咲いていたことです。アジサイは鎌倉で見慣れているのですが、トレイル内に植えられているところは実はほとんどないので、それが印象的でした。トレイルサイドで「プチプチ」と盛んに音がするので目を凝らすと、、、バッタの大群がアジサイの葉を穴だらけにしていてビックリ。
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| 明るい森が印象的 |
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| トレイルサイドに植えられたアジサイ |
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| カツラの巨木に驚愕 |
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| カヤの葉の先端は、鎌倉の方が硬くて痛いです。 |
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| 雪の重さで同じ方向に曲がる杉。 |
五感が開きまくり！
トレイルを歩いていると、明るい森から野鳥の鳴き声や沢のせせらぎが聴こえてきます。
森のお父ちゃんの勧めで、
様々な草の茎の汁を舐めたり、
クロモジの茎の香りを嗅いだり、
熊笹のみずみずしい新芽を食べてみたり、
桑の実のプチプチした食感と甘酸っぱい味とを楽しんだり、
裸足で沢に入り、水の流れ、冷たさ、岩の触感を体感したり、
様々な体験や気付きを通して五感を刺激しながらトレイルを進んで行くと、次第に心身が癒やされていくのがわかります。
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| 完熟の桑の実。甘酸っぱくて美味しかったです。
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クライマックスは大迫力の滝！
終盤にさしかかると、ひときわ大きい重低音が近づいてきます。そうゴールの地震滝（苗名滝）です。水音が地震の地鳴りのように聴こえたのがこの滝の命名の由来とのこと。地元の言葉では「なゐの滝」と言われていて、それがいつしか苗名滝と書かれるようになったそうです。
濡れた険しい岩場の道を注意して降りていくと、木立の間から滝のシルエットが見えてきます。
徐々に降りていくとその全貌が姿を表します。前夜の雨の影響もあり、水量が多かったようで水煙を上げる滝は大迫力！まさに「なゐの滝」を体感できてラッキーでした。
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| 木立の向こうに見える滝 |
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轟音と水煙が大迫力！
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| 一般の観光客はここからの撮影 |
まとめ
起伏が少なく歩きやすく、他のコースより深い森が体験できるロングコース。そしてゴールでは迫力満点の地震滝（苗名滝）がお出迎え！山歩きに慣れている方で、お時間に余裕ががある方にはイチオシコースです。
ちなみに自分は9時でピックアップしてもらい、下山したら16時頃でした。
登山だと、コースタイムや下山後のバスの時間など、先へ先へと意識が行きがち。気がつくと急いでもいないのにパワーウォークでガシガシ歩いていた、というのはトレイルランナーあるあるですが
😅、
ガイドツアーなので時間配分は全てお任せ。自分は時間（先）のことは気にせず、安心してのんびりと歩きながら今この瞬間を丁寧に味わうことができました。コレはガイドツアーの大きなメリットですね。
このコースは、森林メディカルトレーナーのおとうちゃんにガイドしていただいたお陰で、安心して充実した癒やしの時間を過ごすことができました。
周回コースではないため、行き帰りの足のことも考えると、やはり森林メディカルトレーナーさんにガイドをお願いするのが絶対にオススメです！
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