「バナナのような香り」の正体は? 境内で地味に存在感を放つ小さな花
1. はじめに
ゴールデンウィーク近辺の鎌倉の山々は、眩しいほどの新緑に包まれ、この時期特有の草木の香りに満ちています。
寺社にお参りしている際、「どこからかバナナのような甘い香りがする……」と感じたことはありませんか?
この香りは、屋台のチョコバナナでも、誰かが舐めている飴でも、観光客のフレグランスの香りでもありません。その香りの主は、寺社の境内にひっそりと咲く「カラタネオガタマ(唐種招霊)」という木の花の香です。
2. 香りでわかる「バナナの木」
カラタネオガタマは、日本に自生するモクレン科植物の中では、唯一の常緑樹です。開花時期は一般的には5月から6月にかけて。花自体は肉厚な花びらですが、葉の影に隠れて咲くため割と目立ちません。開きかけた蕾は大きさといい >見た目といいピスタチオそっくりです。
バナナのような香りがすることから「Banana Bush(バナナの木)と呼ばれています。特に日中から夕方にかけて日差しが強い時間帯は、香りがよく立ち、まるでバナナかお菓子のような濃厚な甘い香りを放ちます。その香りの強さは、四季を通して漂う香りの中でも群を抜いているとトシローは思っています。この香りが漂ってくると、思わず吸い寄せられてしまいます。
鎌倉では、寺社の境内に植えられていることが多く、「コレ、何の香り??」と思わせる花です
3. 神様を招く木「オガタマ」の仲間
名前にある「オガタマ」は「招霊(おぎたま)」が転じたものと言われています。
招霊木は、神道において神聖な木とされています。神社の境内や神棚に供えられることも多く、神事にも用いられます。鎌倉の寺社の境内で見かけるのも頷けますね。
4. 花のカラバリ
カラタネオガタマといえば、クリーム色の花びらの縁に、ほんのり紫色が入ったものが多いようです。他にも赤紫色(ポートワイン)や白色のカラーバリエーションがあるようです。
下の写真は全て葛原岡神社境内にある合槌稲荷社脇で撮影したものです。他には、覚園寺の境内でも観ることができます。
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| 赤紫系 |
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| 蓮の爪紅に似た白系 |
3. まとめ
寺社の境内にバナナのような芳香を漂わすカラタネオガタマ。ゴールデンウィーク近辺に鎌倉にお越しの際には、ご自身の嗅覚を頼りに神聖な香りを探してみてくださいね。
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